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都電荒川線への思い [趣味の話題_鉄道]

昨今、路面電車への関心が高まっているそうな。

僕の自宅の近くには、都電荒川線が走っています。僕の生まれる前から現在も走り続けていて、そこにあるのが当たり前(生活空間の一部)という感があります。だから、旅行や出張から帰宅し、都電を見ると我が街に帰ってきたなぁと思うのかもしれません。

都電で現存する唯一の荒川線ですが、僕が経験した廃線があります。都電荒川線はご存知のとおり27系統(三ノ輪~赤羽)と32系統(荒川車庫前~早稲田)の三ノ輪~早稲田間を言います。僕の経験した廃線は、27系統の王子駅前から赤羽間です。廃止されると聞き、用もない(それまで全く乗車したことない)のに赤羽まで両親にないしょで乗車した記憶があります。その時の乗客は僕だけだった(?)ので、車掌さんが「次終点だけど大丈夫」と声を掛けてくれたことも憶えています。

そんな都電ですが、通勤で1年半程度使用していました。その間、道路の交通事情・天候で多少の遅延がありましたが、どうも憎めない。それなら自分がそれを見越して早く出れば良いと納得してましたから。しかし、JRが通勤時に遅延すると設備が整っていながら、車両や信号機トラブルとは如何なものかと思ってしまいます。どうも都電荒川線の中は時間がゆっくりと優しく流れているではと思う時があります。

子どもたちと都電に乗っていると、「大丈夫?少し詰めれば座れるよ、こっちにいらっしゃい」、「赤ちゃん、可愛いわね。」とか幾度も声を掛けて頂きました。これを下町風情というのでしょうか。だから、僕も都電に乗ると自然と席を譲ったり、席が空いていてもそこを避けて立っているのではないかと思います。

そこに暮らしている生活者の時間の流れに合わせた鉄道もあっても良いかなぁと思います。都電荒川線にはいつまでも走っていてもらいたい。

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